東通産業株式会社

事例

学校法人 日本大学様 生物資源科学部

新しい教育スタイルを実践する「アクティブ・ラーニング」を記念棟に導入

学校法人 日本大学 生物資源科学部様 アクティブ・ラーニング・スタジオ

導入背景

神奈川県 湘南にキャンパスを置く日本大学 生物資源科学部は、生物や生命に関する幅広い分野の高度な研究・教育を推進されています。2012年に迎えた創立60年に「活力が高まる“ コラボレーション創発拠点”」というコンセプトのもと「60周年記念棟」が建築されました。学生たちが主体的に学び互いに協力し、生き生きとしたキャンパスライフを過ごす拠点となることを目指しています。このテーマに見合うAV設備を提案させて頂きました

システム内容

◆アクティブ・ラーニング
60周年記念棟のエントランスに入ってすぐ見えるガラス張りの教室が「アクティブ・ラーニング・スタジオ」です。少人数の双方向・対面型スタイルで問題解決を行うのがアクティブ・ラーニングの手法で、多様な構成のグループワークに柔軟に対応ができる環境を整えました。机と椅子は全て可動式、机の大きさも変えることができ、討論に使うホワイトボードも可動式で一つの机に1台用意しました。説明や発表に使用するプロジェクターも備え、スクリーンだけでなくホワイトボードにも投影することができます。さらに、情報収集等はタブレット端末を利用します。プロジェクターで情報を表示する場合は、タブレット上の直感的な操作だけで電源ONからデータ送信まで可能としました。室内は無線LAN設備を完備し 配線に縛られず自由にスペースを利用できます。アクティブ・ラーニングは学生が自主的に討論や情報収集を行うことによって、学びを深めるだけでなく実社会でも役立つスキルを養うことができます。また、広大なキャンパスを持つ 生物資源科学部では、豊かな自然に囲まれ 生物や生産の場に直に触れられるため、演習成果を授業に取り入れ学習の質を向上できます。実際、「くらしの生物学科」では学生主体でコミュニケーション能力を高め意見を積極的に発表し合う非常に有益な授業になっていると評価を頂きました。

学校法人 日本大学 生物資源科学部様システム内容 操作にはiPadを利用 / マシンルームに制御機器を設置

◆講義室(250 席)
60周年記念棟には90席、200席、250席の講義室が設置されていますが、全て「横長」に机と椅子が配置されています。 奥行きよりも横幅を大きくしたメリットは、授業を行う教員が学生一人ひとりの顔を見やすいということです。一方的に話をする講義よりも教員と学生が積極的に対話をする双方向型の授業を行いやすくなります。反面、前列 両端に座わる学生が黒板の字が見づらいというデメリットがあります。そこで天井に小型カメラを設置し黒板を撮影してプロジェクターで黒板の両脇のスクリーンに投影できるようにしました。 学生がどの席に座っても黒板の文字を無理なく見ることができ、ストレスなく授業を受けられます。

学校法人 日本大学 生物資源科学部様 講義室 250席の講義室。1列目左端の席から見た光景(右下)

◆操作卓
操作卓は近年多くあるタッチパネルではなく確実に操作できるボタン式を採用しました。卓には傾斜を付け着席して操作しても見やすい角度にしました。授業に集中できるよう教卓周りをすっきりさせAV 機器や書画カメラは必要な時に瞬時に取り出せる什器の工夫もしました。

学校法人 日本大学 生物資源科学部様 操作卓

学校法人 日本大学 生物資源科学部様 書画カメラ・操作パネル・AV機器
書画カメラ、操作パネル、AV機器(上から)

講義室(90席)

講義室の活用を柔軟にするためAV 機器や書画カメラ、操作卓を一セットにまとめ稼働式にしました。 プロジェクターで教材を投影させる場合は、操作しやすい場所にAVラックごと移動できます。教壇上から書画カメラを使用する際も、無理なく操作ができる高さに設計しています。

◆劇場空間
60周年記念棟の中央、5層吹き抜けの「劇場空間」は1階のエントランスホールから2階のラウンジに向かって階段状のベンチが設置され、向かい側の壁には昇降式のスクリーン、階段の最上部にはプロジェクターを設置できます。階段状ベンチを観覧席にしてイベント等が行えるように設計されています。学生が座っていると自然と仲間が集まり、一緒に何かをしようとするきっかけになることもねらいの一つです。スクリーンやプロジェクターもタッチパネルで起動でき、学生が自発的に運営できるようシンプルな操作にしました。

学校法人 日本大学 生物資源科学部様 エントランス1階から見た光景(左)/ 階段最上部(右上)

今後の展望

60周年記念棟は学生たちの未来を拓く教育の場を徹底的に研究して創られました。その教育に必要不可欠なのがICT機器であり、それらを簡単に誰もが使えるようにしてこそ、教育効果が高まっていくと考えられます。我々は大学に社員を常駐させ、サポート業務だけでなく先生とのコミュニケーションを大切にしています。今後も多様化する教育スタイルの中で 先生の新しい発想や要望を具現化し、教育の未来も切り拓けるよう取り組んでいきます。

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